パパママのだいじな10こ♪

こどもぶらんでぃんぐ~教えない子育て~

しつけ不要💚だから💚ストレスフリー

こどもぶらんでぃんぐは、心理教育の中でも核をなすものとしています。子どもの対象年齢は不問です。

*子どもが育つ時に必要なものをすべて揃え、暴力は採用できない仕組み。
(この逆をしようとすると機能不全ということになりますね)


*障害があってもなくても、関わり方は人の心理の当たり前の流れに沿った≪こどもぶらんでぃんぐ≫でOK♪

*子どもだけを大切に考える子育て法ではありません。パパママ子ども全員の心を守る子育ての考え方です。

基本は、対話。
双方向の意思疎通ができること。どちらかが優越感を持つような一方的で配慮の無い姿ではなく、お互いが対話の中で、「伝わってるかな。どこかでつまづいてないかな。つまづきがあったら伝え方を工夫してみよう」という想いが基本となります。
一方的で配慮が無い姿】と【双方向の意思疎通がある姿
是非対比させて考えてみてくださいね!

一緒に育つ。
意思疎通を考えながら話していると、自分が「親(養育者)」であることさえ忘れることもあります。それでいいじゃないですか。伝え方を工夫することで、お互いに気持ちよく成長できる方がよくないですか。「親としてのプライド」なんてつまらないとさえ感じます。
(詳細の写真はイメージです。)

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実を言うとこれは、どんな関係の中であっても、大人同士であっても、応用できるものです。
この考え方に沿ったコミュニケーション講座や子育て講座、個別カウンセリングもあります。
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自分の責任と思っていませんか

 子育ては、ママの仕事、親の仕事、という概念がまだまだあります。法律にも、親がその第一義的責任を有する、というがありますが、これもまた家庭だけに、ママだけに押し付ける意識づけのような作用もあるのではと思います。
 でも、ママ自身まで「自分だけの責任」と思い込んでしまうと、追い詰められてしまいます。「抑圧」が人の心に対し悪影響しかないことを本人も周囲も気づく必要があります。

ストレスは自然には無くなりません。
抑圧を感じてストレスが溜まれば、どこかで発散したり昇華することで、人は次のステージに行けますし、成長もできます。しかしながら、それさえも叶わない時もあることに対する想像力を付けて行きましょう。

子育ては誰かに頼るもの。自分で抱えないもの。
できてないように見えたとしても、一方的に責めるものでは無いもの。

それには理由がある。とまず思ってくださいね。

頭の中べきべきべき…?

 古く家制家父長制のあったころから、「親はこうあるべき」「子どもは親を尊敬しなければならない」「ちゃんとできてなければダメ」のような沢山の「べきねばちゃんと」が日本人の中に深く刷り込まれています。また、法律や国全体も「一律に」の考え方が未だに根強く残っています。
 それは「まやかし」であることに気づき、一つ一つ丁寧に外していくことが必要です。それに縛られて、子どもも大人も苦しい中に生き、孤立感や疎外感の中にいるからです。

まずはパパママが外していきましょう。
パパママがこれらを外し、まず自分のことをありのままの存在として受け止め、大切な存在と認めることで、子どものありのままが見えるようになり、「何かができるできないで人の価値は決められない」ことがよくわかるようになります。

べきねばちゃんと
一人で外そうとしてもなかなか簡単に外せるものではなく、外せたと思ってもまたどこかで「…あれ?」ということもあります。なぜあなたにこの「べきねばちゃんと」が根付いたのか、そこからの解決が必要です。是非心理職に相談してくださいね。
これは、子どもにも伝えるべきものではありません。簡単に外せるものでもなく、永遠に問題を繰り返してしまうこともあるからです。

うちの子素直に育ってよかったわ♪

生きづらさを抱えることもあります。
子どもは親のYESマン?であるかのように、いつでも親を頼り何でも言うことを聞く状態は、自分で「考える」ことが出来なくなっています。人の声を聴いた時に、そこから問題の核心を掴んで的確な答えを自分の中に探し出すことができない、ということです。そこで見つかる自分の言葉で「発言」も難しく、ということは「人の声を聴く力」さえ養われていない、グラデーションがある中でそんなことが起きています。

子どもが自分の意見を言える時
子どもが言うことを聞かない」と感じるのはイコール「子どもの言うことを聞いていない」からと言えますね。

先に答えを教えることの弊害

 親ってね、子どもの何倍も生きているので、問題に対する答えを知っています。でも答えを教えるのはちょっと待って!

パパママコーチング。
「答え」を目標にして、パパママコーチング(良質な質問)で子どもの「考える」に付き合いましょう。

子どもだってわかる。
一つのテーマについて、子どもの発達年齢に合わせて言葉や表現を選ぶと、1歳でも2歳でも伝わります。伝わりにくいかなと思ったら、言葉や表現に工夫を加えてみましょう。

最後に笑顔になったら成功♪
子育ては「待つ」こととも言えます。子ども自身が「腑に落とす」ことが出来たら最高の笑顔をくれます。

子どもの[考える力][人の声を聴く力][発言力]を育てます。
大人の中にも、この3つがうまくいかず、せっかく就職できても自分のパフォーマンスをうまく発揮できず悩む人も沢山います。子どものうちに育ててあげましょう。

子ども一人育てるのに村中の人の力が必要だ

 ご存知の方も多いと思います。アフリカで言われていることですね。100人?200人?

誰かの話って生きる上での学びに。
感染症対策で写真のような姿は見ることが難しくなりましたが、こんなに密度が高くなくても、沢山の想いと世界観に触れる時、大人でも安心を感じたり、学べたなぁと思ったり、プラスになることはあると思います。

子どもだって同じ♪
子どもは特に、この学びや安心を感じる機会を必要としています。沢山の想いと世界観に触れることで、「こんな考え方もある、あんな考え方もある」と知ることから「自分の人生のモデル」が見つかったら、大人になっても心の支えになっていくのではないでしょうか。

批判、、仕方なく受け入れていませんか?

にっこり笑って「ありがとうございます」
若いママさんなら特によく経験しますね。こういうこと。「よかれ」と思って教えてくださるので感謝ですが、パパママの想いに沿わず【一方的で配慮が無い】と感じたら、全然、ちっとも、まるっと聞かなくていいです!ご自身の心を守ること優先。おばあちゃんが許します。聞かない自分に自信持ってくださいね!

疑問や不安は、自分が信頼を置ける人に。
子育てする中で、迷ったり不安になったりって沢山あります。子育て講座を受けたり、信頼できると自分で感じる相手に、納得できるまで教えてもらいましょう。

一緒に考え、一緒に解決、一緒に達成感♪

愛着関係の構築
子どもは、愛着形成の頃から非言語コミュニケーションも含めての温かい応答的な関わりの継続の中で「自分は大切な存在。安心安全な場所に生きてるんだ」を実感する時、「自分は大切」であり「他者も大切」という想いができると共に、他者との間に安心安全な場を作ろうとします。そこから他者との距離感やコミュニケーションの方法、温かい関わりの持ち方など学びながら発揮していきます尊厳の部分には「必要以上にお互いに侵入しない」ことも学び、それぞれの命の大切さを心に刻みます。

対話って何のためにするの?なんで大事なの?
子ども時代の対話の中で子どもは沢山のことを吸収します。特に大人がしていることを本当によく見て学んでいます。下手なことはできないものです。
温かい雰囲気の中自分の話をよく聞いてくれて、すぐに何かしらのヒントを得て探索行動に入れることができる環境を用意してくれる人に対し、安心感と信頼感を持ちます。
対話をしてくれる人が増えれば増えるほど、他者との間でも多様性を認めながら、同じように安心感と信頼感がお互いに得られるような関係性作りをしに行きます。
孤立や孤独とは無縁の状態です。
パパママとの愛着関係によって「安全基地」があるので、外で失敗があっても、落ち込む暇を作ることなく「じゃあ次はこうしよう」と考えることができるようになります。

大人として生き抜いて行くための問題解決能力の育て方。
その関係性の中で、発達年齢や子どものニーズに合わせて、目の前にある問題に共に向き合い、一緒に考え(基本は子どもの意見を採用)、一緒に失敗し、何度かの失敗の末、一緒に達成感を味わう。
人として生きていれば失敗するのなんて当たり前だし、失敗に落ち込む必要もなく、何度でも、時にはやり方を工夫したり、時間を変えたりする中で、一緒に達成感を得ることができる環境作り。

子どもってすぐ覚えます。

達成までの道のりさえわかれば、大人の手や意見を借りずとも覚えて自分でできるようになります。
大人になって一人で生活するようになっても、チームで仕事をするようになっても、子ども時代に鍛えてきたベースがあるので、きっと役に立つことでしょう。

例)瞬間湯沸かし器やっちゃったー

よくあること。だって人間だもん。
こういうことって子育てしていれば、よくあることです。事情も聴く前にやっちゃった(^▽^;)でも、放置してしまうと子どもの心の傷は深くなることもあります。
子どもも人間ですし、パパママよりももっと色んなこと知らないし、いつ瞬間湯沸かし器のお湯が冷めるか見通しがつかないためにむやみに不安になったり、その解消の仕方さえも知らず、意思疎通や解決の仕方もわからず「自分はパパに心を殺された」と絶望的に感じる子も実際にいます。大げさなようで大げさでない事実です。

「ごめんね」
親なのに「ごめんね」なんて言えない!と思う方もいますよね。「ごめんね」なんて言ったら「親としてのプライドが傷つく」と思われるかもしれません。
でもその前に子どもは深く傷ついていた場合、それが親への信頼感を失くすことに繋がったり、ということもあります。そこから「親の言うことを聞かない子」や「親に何も言わないで勝手なことをして失敗する子」のように見える我が子になる、どころか、「ごめんねと言えない子」になるということも少なくありません。

「ごめんね」と言って意見を聴いちゃいましょう。
子どもはどう思うと思います?
信頼関係があれば、「あ、また瞬間湯沸かし器ね。お湯が覚めるまでほっとこう」とも思えるかもしれません。

(瞬間湯沸かし器は“しつけ”ではありません。子どもは親の瞬間湯沸かし器の姿に、「怒られた。ショック」と思う必要はないのです。受け入れないように伝えてください)

プライドはこちらに置いといて。
許してもらったら「ありがとう」
子どもも「ありがとうが言える子」になりますように

瞬間湯沸かし器タイプだったら…
瞬間湯沸かし器が続くことはよくないので、自分がなぜそうなってしまうのか、を考えて、そこを解決するといいかもしれませんね。

ケアの仕方を学ぶチャンス!

人は誰でも問題を抱えて思い悩むこともありますね。体にケガをすることもあります。でも子どもはパパママの様子を見たり、バンソコウの貼り方を見て自分でやってみたり。。ケアの方法は、温かい関わりの中で自然に学んでいきます。

心理的な回復は時間がかかるもの。放置するべきではない
体の傷であれば、適切な治療を受ければ、医師の示す治療期間を指示通りに過ごすことで、例えば手首の骨折でも4週間~6週間くらいでギプスは取れるようです。傷であればかさぶたができればもう大丈夫。
でも心の傷の場合、医療に繋がったとしても、回復までに「苦しんだ期間の3倍の期間を要する」とは昔からよく言われていることですし本当です。

適切な治療と心理的アプローチが必要な場合
子どもの心の傷付きは、適切な処置が必要であっても比較的放置されやすいと思います。心をしっかり回復させることは重要なことと、専門家や知識のある家庭では知っていますが、「これぐらい」と思ってしまったり「時間が解決するよ」と言うのみということはよくあることです。


「時間が解決するよ」の罠
しかしながら、自分で適切な処置の仕方も知らない子ども。放置された末、確かに時間が経てば、落ち着きます。その頃には子どもも心の痛みが残っていたとしても、「無かったこと」にすることがあります。他者に対する不信感も募ることがあります。
誰かに言ってはいけないこと、恥ずかしいこと、他者にも言われるし自分でも「これぐらい」と思う、やり過ごすために、子どもの中に「べきねばちゃんと」が作られることもあります。

パパの悩み、ママの悩み、子どもの悩み、の共有って?
体の傷には大体はバンソコウを貼るけれど、心の傷にもバンソコウが必要なんだよ」と伝えることは大切なことです。大人になっても「どうしようもない悩み」もあって、長く続くことも少なくはありません。
全部を言う必要はないけれど、発達年齢に合わせて言葉や表現を工夫しながら「今こんなことで悩んでいてね。こんな風にしていこうかなと思うんだけど、迷ってるんだ。どう思う?」って聴いてみてください。
しばらく一生懸命考えて、きっとよい返事がもらえると思います。信頼関係があればパパママのこと大好きですから、応えたいという気持ちを子どもは持っています。「答えが思った以上に大人だった」と思えることもあるかもしれません。
子どもはいつもそばで見てくれている存在で、実はパパママの一番のよき理解者です。「子どもだからわからないだろう」は思わないでくださいね。
どんな悩みの時に、どんな風に解決し、どんな風に元気になるのか、子どもはよく見て学んでいます。

子どもの悩み
信頼関係が構築されている家庭では、子どもが自分の悩みを話してくることもあります。しっかり抱きしめて「よく話してくれたね。大変だったね。大丈夫。一緒に考えていこうね」の言葉でだいぶ救われると思います。
実際に、子どもの心の揺らぎを見ながら一緒に考える機会を継続的に持つことは、安心感・信頼感が増します。

パパの言うことを聞かないからそういうことになるんだ」とか、「だから言ったじゃないか」とか、乱暴に言い放つパパママもいますが、これを読んでくださる方はそんなことはないと信じてます♪
子どもの話にしっかり耳を傾けて、全部聞いたら、「じゃあ○○はこうしていきたいのかな。じゃあそうしてみよう」って賛成してあげてくださいね。
答えが見つからないようなら、ヒントを少しだけあげて答えを待ってみましょう。

例えばママが風邪を引いたら…
ママがお熱の時に、パパが「ママはお熱があるから一緒におかゆを煮てあげようか」と作り方をネットでググりながら、一緒に完成。「暑いからフーフーしてあげようね」と見本を見せたら、子どももできます。
一緒にママを解放してあげた。ママがありがとうって言ってくれた。家族っていいな。ってきっと思うと思います。
こんな風にして、ケアしていくんだよと実践の中で言語化して伝えると素直に聴いてくれます。それは穏やかで優しい声で説明があるから、安心してスッと子どもの心に入ります。

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当たり前のことですが、子どもに「心配しなくていいよ」と言って関わらせないことは必要以上に心配をかけたり、逆に「自分は他者のケアに関わらなくていいんだ」が子どもの価値観に入らないようにしましょう。孤立感や疎外感に繋がりますし、ケアの仕方も知らない大人になります。
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長い人生、苦しくなることもあるものです。

例えば…
*誰かの理不尽さに解決もできず、つらさばかり募る
*子どもを見ていると自分の小さい頃を思い出してつらい…
*病気があって、子どもの動きについて行けない
*子どもの偏食があると、子どもの将来を悲観し過ぎてしまう
*子どもが言うことを聞かなくて、手を挙げたり声を荒げてしまう
*このまま子どもと心中してしまおうかと考えることがある


という時は、段階や状況により、医療に繋がったり、心理職に相談したり、必要な社会資源に繋がりましょう。

パパママが苦しい時は子どもも苦しいです。
パパママより苦しくなっていることもあることに、もし寄り添えないと感じるならば、子どもと離れることも、視野に入れましょう。その後の心理的影響は計り知れないほど大きい子もいるからです。パパママもそのまま共に過ごすことで更に悪循環も考えられます。決して我慢し過ぎることはせず、必ず信頼できる第三者を入れて話し合いましょう。

一旦離れて、パパママ子どもそれぞれが落ち着き、再統合というタイミングを見てくれる人もいます。
人生の中で、それは短期間で再統合するケースもあれば、そうでないケースもあります。

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ただ言えるのは、たったひとりの「想いと世界観」は、尊重されるべきで、それは親であっても子であってもその権利があります。今はそうでなかったとしても、未来を健やかに生きる権利があります。親の都合で子を永遠に苦しめるケースもありますが、誰であっても未来を健やかに生きる権利を阻害する権利のある人はいません。
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