未来を生きる
子どもたちの今を
大切にできる社会へ

そして
過去を生きた
子どもたちの今を
支える社会へ

たった今を生きる
私たち大人が
用意できることを

日本の社会問題の解決を心理から考える会議では、次のような方々を募っています

ご賛同くださる方で、
*法律条例・社会のしくみ部門をご担当いただける政治家
*お住まいの地域若しくはオンラインで心理教育部門をご担当いただける心理職
*未来を生きる子どもに大切なことを伝える総合部門をご担当いただける支援者
*それらを支える各地の総務部門をご担当いただける政治家/心理職/支援者/一般の方
この仕組みを、“1” ではありませんが全くのゼロではないところから、共に知恵を出し合い、子どもたちのために、また生きづらさに悩む人たちに向けて、運営として一緒に創っていきませんか。遠方であってもオンラインでご参加が可能です。
このページの一番下にあるフォームより、参加表明とあなたの想いを是非聴かせてください。
よろしくお願い致します。

孤立感

サッカーボールを蹴りながら、パパと公園に行くんだ!

パパとの想い出は、大人になっても心に残ります。
でもパパだって完璧ではありませんから、小さなあなたの心の中に「?」を抱くこともあるかもしれません。

あなたはその「?」をどうしていますか?

 パパとしては何気なくしつけとして叱ったことでも、一方的な言葉は、「パパ、あの時どうして○○だったの?」と答えを求めて納得できるものを返してもらう人も沢山いるでしょう。中には、「いつも不機嫌で答えなんかくれなかった」という人も沢山いるかもしれません。

 パパの一瞬の対応が、自覚の無いままに自分の心の傷になっていくことはありますね。自分で解消できるものならよいでしょう。でも、そうでないものもある。

 その時に、その時のショックの度合いによっては、払っても払っても払いきれないものに変化していることもあるかなと思います。そういうことが大なり小なり孤立感に繋がったりしますね。

疎外感

 パパママやきょうだい、友達、その他関わる人の中に紛れて、なんか笑っていないといけないような気がして、不本意だけれど笑うことが身について。笑い方が不器用だったりすると「変な笑い方!」「乾いた笑い方!」と心無い指摘をされて、だから「お前はダメだ」と言われているわけではないのに勝手に傷ついたり・・・。そこに心に傷付きがあるって気づく子どもはいないので、そもそも配慮あるいい方は期待する方が難しいですね。

 そんな時に疎外感のようなものを抱えたりすることがあります。
 これは大人の社会でもありますよね。子ども以上に配慮の無い言い方の時もあって、徐々に出社したり人の輪に入ったりすることに何となく苦痛を感じる。「嫌われているのでは」って思ったり・・・

 前述の孤立感やこういった疎外感についても「みんな同じだから我慢できない自分が悪い」と思うことがあります。「ストレス耐性が無い」と言われたり・・・

小さな傷の解消を大切に・・・

 でもこれらを感じることは決して悪いことではないし、こういうことを感じながらみんなが大人になりますが、「孤立感や疎外感」は本来ならば適切な人間関係の中では感じなくていい感覚です。だからこそなのでしょうか。自分の中のその大切な感覚を、元から無かったことにしようとするのは、自分の心を守るために必要なのですが、無かったことにしてしまったために、心の中に小さな歪みができます。これはこの先色んな経験と共に、実は小さくなるわけではなく、慣れてしまう状態。実は大きくなることもあります。

 人はひとたび感じたマイナスな気持ち、感情は、どこかで解消しないと次のステップに進めないという特性があるので、どうか押さえないでほしいなと思います。心理職であれば当たり前に知っていることですが、そうでなければなぜか押さえつけてしまう、我慢する、というのが美徳ともされている風潮がよろしくないなと思います。

 こういうことを自覚できずに、「自分は大丈夫」「自分は甘えている。もっともっと工夫して努力して頑張って、生きなければ、強くならなければ」と思い、頑張りすぎても自分で気づけない人もいます。病に倒れてもなお。

 「よくがんばってるね」「これ以上頑張ったら倒れるからこの辺で休んでね」と声を掛けてくれる人の存在ってとても大事です。我慢しすぎたり頑張りすぎたりすることが美徳とか、かっこいいとか、「そうじゃなきゃダメだろ」と押し付けたりする人もいますが、とても残念です。こういうことが無い日本にしていきたいなと思っています。

 ストレス耐性についても「ストレスを感じるからこそ強くなれる」のではなく、抑圧のためにエネルギーを奪われた人たちは特に、「ストレスを感じることで更にエネルギーを奪われる」それを強いるのは暴力です、心理的影響が大き過ぎます、と伝えていきたいです。

次の世代に何を残したいですか

 心の傷付きから例えばうつ病になるに至ると、回復までに「苦しんだ期間の3倍」はかかると昔から言われています。人は誰もがそう作られているからこそ、心の傷がたとえ小さなものであっても、無かったことにしたり、我慢したりしない、温かい声を掛け合って欲しいなと思います。

 様々なコミュニティの中に所属していると時には「この環境は厳しい、でもみんなが頑張っているから、これくらい自分も頑張らなければ自分はダメだし嫌われたらいられなくなる」と思うこともありますが、そんな想いはして欲しくないです。本当は感じる必要のないことだからです。でも実はそう感じてしまう理由があるので、その部分を解決できれば、そしてそれが社会の中で共有することができたら、もっともっと生きやすい世の中になっていくと思います。

 理想論、と批判する方もいるかもしれませんが、これを理想論とするならば、日本は永遠に人の心を大切にできない国の特性を次世代に受け継ぐことになります。誰かの温かい助けが無ければやっていけない障害のある我が子にの世代に受け継ぎたくないことです。

 私は心理職として、被害者を減らすための加害者支援に入っていこうと考えてから久しいですが、被害者加害者それぞれの背景に何があるかは、心理職の方であればご存知と思います。すべてのハラスメントは、その根っこはたった一つ。暴力の考え方です。沢山の方々がそれが原因で命を落としていくことがわかっているので、人の心理の流れがわかり、問題の原因を割り出せる心理職の力でなんとかしたいと思っています。

共に子どもの未来を変えていきましょう

 長々と書かせていただきましたが、どんな方が読んでくださるか、とても楽しみです。是非ご感想を聴かせていただければと思います。

 虐待を含むハラスメントは、その暴力という特性から、選択してしまえば選択した加害者は非常に楽。ですが、その反対側にいる被害者は予想もつかないほどの影響を受けます。そこから被害者が減らなかったり「無敵の人」が生まれたり、他の大きな社会問題に繋がっていることを知っているのに、行動できなければ、私もまた加害者となってしまいます。

 しかしながら、国全体での心理教育は、私だけでは到底無理なこと。
 政治家のお知恵とお力を借りながら、法律条例・世の中の仕組みを変える
 他の心理職のお知恵とお力を借りながら、広く心理教育をしていくことができるならば、まずはこの一歩、一緒に踏み出していきましょう。

 未来を生きるたった今の子どもたちの今を大切にできる社会へ
 過去を生きた子どもたちの今を支える社会へ

 たった今を生きる私たち大人が用意できることを。