全体主義から個人主義へ
これまでの教育における全体主義について、またその弊害は何があったかを考えてみてください。
将来的に社会の歯車として納税者として社会貢献ができる人にさせるために、一律以上の成績を子どもたちに求めてきました。教育者や養育者によっては、無自覚の「強要」をすることがあり、どれだけ子どもが傷つき、心の中に孤立感・孤独感を抱えてきたことでしょう。
社会が作り出した子どもたちのその孤立感・孤独感が、様々な社会問題に強固に繋げてきたことは、言うまでもないことです。これを自己責任とし当人を責めることが、更に悪影響を及ぼしていったことは、これまでの事件を見てもよくわかります。
個人主義とはどういうことでしょう。
発達障害の療育の世界では既に行われています。その子の「想いと世界観」を丁寧に引き出していくことをしています。
養育者・教育者の価値観は特に必要がないことも多々あります。「考える力」「人の声を聴く力」「発言する力」「問題解決の力」はこの中で養われていきます。